概要 †
- 入試
偏差値 | 河 | 共通 | 前期90%、後期92% |
二次 | 前期67.5、後期67.5 |
駿 | 全国 | 前期69、後期71 |
再受験 | 寛容 |
定員 | 117:前期97(一般枠82・地域枠15)、後期20(一般枠15・地域枠5) |
編入試験 | なし |
調査書点数化 | なし |
過去問 |
|
- 配点
前期 | 共通:二次 | 450:1000 |
共通テスト | 国100・数(2)100・理(2)100・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数300・理(2)300・外300・面接100 |
後期 | 共通:二次 | 450:1000 |
共通テスト | 国100・数(2)100・理(2)100・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数300・理(2)300・外300・面接100 |
解説 †
- 人口98万人の政令指定都市;千葉県千葉市に位置する総合大学であり、医学部、薬学部、看護学部を有する。旧六医科大学の一つでもあり、東京から近いこともあって難易度は名古屋大学、東北大学などの旧帝国大学に次ぐものとなっている。(駿台参照) 医療系学部は亥鼻キャンパスを使用する。
- 90年代半ばまでは22歳以上の再受験組が2割を占める再受験天国だったが、その後、方針転換され、面接点が300点になり、高齢の受験生が激減した。近年は面接点100点と寛容になってきている。また、2017年より後期試験に学科試験が課されることから、より学力を重視する入試タイプになっていくと考えられる。卒業時に30歳前になるような人は、学士を含めずに数えると10人ぐらい。過去には婦女暴行事件で複数の退学者が出たことがある。
- 研究面に関して、関東四大学研究医養成コンソーシアムの一大学である。国立がん研究センター柏キャンパスやQST病院は、千葉県医師会並びに千葉大学医学部と密接な関係を持っている。千葉大学医学部附属病院は平成29年3月23日、 国立大学病院では6施設目となる「臨床研究中核病院」に承認された。基礎研究部門では、「かずさDNA研究所」との連携による研究が、世界的に評価が高い。真菌医学研究センターはこちら。医工学研究はこちら。
入試の変更点 †
2020年 †
- 地域枠に関して、「千葉県出身者」の条件が廃止されることとなった。
一般入試情報・対策 †
医学部受験者の平均点に満たない教科・科目等(二次試験)があると不合格とすることがある。と記載されている。
平成29年度入試より、後期試験も「学力勝負型」に変更。
前期→「365-370のゾーンで1名合格。」「370-375のゾーンで3名合格」「375-380のゾーンで1名合格」「380-385のゾーンで1名合格。」「385-390のゾーンで6名合格。」「390-395のゾーンで13名合格。」(上記url、前期77名分のデータより一部抜粋)
英語 †
長文問題2題と英作文1題。90分。1日目の最後に実施される。
長文問題のテーマは科学系の論説文が多い。それ以外には社会学系の論文が選択されている。設問形式としては、要約文完成や、内容説明問題が中心であるが、設問形式は多岐にわたる。空欄補充問題が多い。問題文は読みやすいが、ほとんどが記述形式の問題であるため難しく感じると思う。
英作文に関しては、単なる自由英作文ではなく、設問がいくつか設定されている、2016年の場合は、与えられた空所にあてはまる一文を考えて書くという、英作文と読解の融合問題であった。2015年は、指定された語を使い、与えられた英文を同じ内容の英文に書き換える問題であった。
数学 †
120分で大問5つ。
計算量が多く、発想力も必要である。千葉は�より、�A�Bを徹底的に固めるべき。そして取れる問題を取るべし。とにかく最初の小問、確率は確実に取れるようにするべき。整数は結構難しい時も多いから泥沼に嵌らないように気をつけた方がいい。
理科 †
2科目120分300点。
物理は指定された3題、化学は指定された4題を解くこととなる。
理科は時間がきついが、化学は標準問題のみで知識問題が多い。化学は全部解いて、計算問題だけは部分点で稼ぐ。計算過程を書く問題多いけれど、そういう問題は計算めんどい上にあってる保証ないから式だけ書いておく。時間の無駄。式さえ合えば、最低半分はくれる。勿論計算過程書かせない問題は計算簡単だから計算もやる。
そしてその計算省略で浮いた時間を物理に費やす。最近物理は化学より難しいが、時間さえあれば最後の小問以外は解ける。逆に大問3つ中2個は部分点ないので、最初の方で間違えれば、死ぬ可能性もある。前半の問題はとにかく慎重にやる。そして、全ての問題に手を付ける必要はないし、つけるべきでない。大問最後の問題は難しい時多いから、基本は飛ばす戦略でいく。
面接 †
面接官は3人。個人面接を3回する。各回の質問は一つ。3回の面接は全部医療のテーマを与えられてそれについて答えるものだった。1日目の理科の試験が始まる前に面接シートの記入がある。現役一浪二浪の面接点が高い。 千葉県内の高校からはもちろんのこと、都内進学校の受験生の面接点が高いことから出身地域による差は無い模様。【合格者のうち22歳以上の割合は1.87%】
地域枠 †
出願資格 †
- 入学意思が確約されている者
- 千葉県医師就学資金の貸与申請をおこなう
- 貸与期間の1.5倍に相当する期間従事する。
- 千葉県医師修学資金貸付制度/千葉県→ キャリア形成プログラムは 令和2年1月20日に改正されたので 受験予定の人は、確認しておくと良い
評価 †
- 地域枠の人たちって月15万円もらえる。年間ベースだと180万円。6年間で1080万円もらえるけどそれでも9年縛られるのは嫌か?
- 学生手当:月額113,300円(平成29年4月1日現在)防衛医科大学校はこの額。ただ彼らは期末手当と言う年に2回のボーナスがもらえるから、トータルでもらえる金額は同じく1000万円超えるな。
- 金額としては千葉大の地域枠と防衛医大の学生は同じ位の額もらえるってことになるけど1番大きな違いは防衛医大は学生寮に住まないといけないこと。ただ、防衛医大は授業料ゼロ。千葉大は授業料約350万円支払わないといけないから同じ条件で比較ができないか。
- これまで地域枠で卒業した人たちは完全に自由にマッチングで千葉県内の好きな病院に勤務できる。その後こ後期研修については大学病院の入局も強制ではない。詳しく覚えてないけど6〜7割は入局していた気がする。まあこの入局率は一般的な数値だと思う。ただ医師不足の地域で勤務する義務があるからコーディネーターという名の県職員や大学病院の医師と相談して出来る限り希望に沿って後期研修中(これはおそらく医局派遣)か研修後に僻地勤務することになる。これが現状だけど県は公立病院の経営をしているからできる限り医師に後期研修を千葉県病院群でしてもらいたいから、実情を知ってもらうためのツアーなんかもしてる。そんで大学の医局は公立病院の医師不足を補うための派遣をしてるだけ。千葉県病院群に就職すると給料の面では全国トップレベルで後期研修から900万とか嘱託医で正規じゃないからバイトもできる。ただ後期研修終わってからはできないかも。(そのまま嘱託医って選択肢もあるかも知れんが)公立病院で心臓外科があるのが、【千葉県循環器病センター】しかなくて選択肢がないから自分は地域枠は取らないことにした。やっぱり外科系は選択肢が絞られてる。ただ内科ならたくさんある。結局自分が将来どうありたいかで考えればいい
- 例として、【東千葉メディカルセンター 】あたりに採用されれば、 初期研修後だと年収884万 専門研修後採用だと年収986万円で なかなかいいように思えるけど。 20人の地域枠入学者のうち何人がこういった 恵まれた病院に入り込めるかは不明。
- 一般枠であれ地域枠であれ、 医師不足病院に飛ばされた場合の その地域の交通網って重要だなと思いました。 距離的に離れていても 高速で1時間で都市部に戻ってこれるとか、 電車や高速バスがそれなりに発達してるというのであれば、 プライベートの生活の部分は そこまで大きく 犠牲にならないかなと。参考・千葉県高速道路 千葉県鉄道路線図
入試結果 †
年齢別入学者数 †
年 | 性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳 | 23歳 | 24〜29歳 | 計 |
2020 | 男 | 47 | 22 | 6 | 5 | | | 1 | 81 |
女 | 23 | 6 | 7 | | | | | 36 |
2019 | 男 | 46 | 31 | 7 | | 2 | | | 86 |
女 | 19 | 14 | 1 | 1 | | | 1 | 36 |
2018 | 男 | 51 | 37 | 8 | | | 1 | | 97 |
女 | 10 | 6 | 4 | | | | | 20 |
2017 | 男 | 39 | 33 | 13 | 3 | | | 1 | 89 |
女 | 13 | 11 | 2 | | | | 1 | 27 |
2016 | 男 | 40 | 33 | 9 | 4 | | | 2 | 88 |
女 | 19 | 11 | 1 | | | | | 31 |
参考文献:https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html
大学生活 †
立地 †
- 医学部のある亥鼻キャンパスは、JR千葉駅からバスで約15分である。隣の本千葉駅からは、徒歩13分(車5分)である。千葉駅からの距離も結構あるが、東京駅から千葉駅は40分もかかるため、東京の隣県でありながら割りと距離は離れている。
- ただ、千葉〜東京間は京葉道路と東関東道が整備されており、車でのアクセスはその距離に比して良い。例えば、上述の千葉駅〜東京駅間は総武線快速で40分であるが、車でも同じぐらいの時間で行くことが出来る。また、千葉駅から下る際も東金道や館山道があり、こちらは電車よりも早く行くことが出来る。
- 一方で、埼玉〜東京間は道路の整備が甘く、車を使用すると電車の倍の時間はかかる。
- 千葉大学医学部附属病院に関しては、こちら
- 休日の過ごし方→Welcome to Chiba
- 学生寮に関しては→→→大学ホームページを参照。【薫風寮】はH28築造の新しい寮であるが、 そのため人気があり倍率も高い。
- 医学部キャンパス所在地の千葉市は 原発事故により 放射性物質が降り注いだが、(参考・土壌ベクレル測定2011年千葉県) 8年半経過した現在では、 千葉市および千葉県南端東端は、 問題ないレベルまで 土壌の浄化が進んでいる。空間線量のほうも、普通に安心して住める放射線量である年間1ミリシーベルトを 大きく下回っているので 千葉市は安心して住める街といって良い。
(参考・土壌ベクレル測定2020年千葉県)
進級🈴 †
- 進級判定は緩い。授業も比較的余裕があり、特に1〜2年生の頃は自由な時間が多く使える。(ストレート卒業率91.8%)
- 2005年、2006年入学の学年は6年間1人も留年しなかった。しかし、2009年入学の学年では2年→3年で16人落とされた。平均すると6年間で5人ぐらい留年者が出ている模様。
- 首都圏で2ヶ月以上しっかりお休みできる学校は千葉大学しかない
留学 †
- 千葉大学では2010年4月に「グローバル・キャンパス・千葉大学」を提言し,国際化の一端を担うべく留学制度の拡充を図ってきた。
- 医学部においても海外交流協定校を増やし、留学生の受け入れを幅広く行うと共に留学志望者を各国に派遣する体制を整え、学年の16%に当たる学生(19 人 /120 人:2015年度千葉大学医学部 6 年生)が在学中に医学留学経験を有している。
- アメリカ最大規模の医学系研究所であるNIHへの留学も国内の医学部の中で唯一可能である。→National Institutes of Health (NIH)|留学報告
- 6 年次の ClinicalClerkship?の単位互換留学をメインとして、協定校への留学生派遣を行っている。主な協定校としては,米国の University of Illinoisat Chicago,Thomas Jefferson University,韓国の Inje University,ドイツの Leipzig University,Charite Berlin University,タイのMahidol University 等が挙げられる。
参考文献:千葉大学医学部における医学留学制度の利用
- 海外留学支援はこちら
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