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概要 †
- 入試
偏差値 | 河 | 共テ | 前期87%、後期93% |
二次 | 前期67.5、後期- |
駿 | 全国 | 前期68、後期70 |
共テ | 前期69、後期70 |
再受験 | かなり寛容 |
定員 | 107 | 前期90(うち地域枠5)・後期5・共通テスト推薦12 |
編入試験 | あり(4人) |
調査書点数化 | なし |
過去問 |
|
- 一般入試配点
前期 | 共:二次 | 900:1650 |
共通テスト | 国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100 |
二次試験 | 数500・外500・国150・理(2)500・面接 |
後期 | セ:二次 | 900:0 |
共通テスト | 国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100 |
二次試験 | 面接 |
1段階選抜 | 75% |
- 推薦入試
定員 | 12 |
評定平均 | A段階 |
出身地 | 制限なし |
浪人 | 不可 |
科目 | 共通テスト、面接 |
解説 †
- 愛知県(754万人)名古屋市(232万人)に位置する旧帝国大学であり、指定国立大学法人である。
- 9学部・14研究科・3附置研究所を擁しており、学部生1万人、大学院生6千人が在籍する。旧帝国大学であるが、薬学部、歯学部がなく、その分だけ学生数は少ない。その起源は1939年に創設された名古屋帝国大学までさかのぼり、医学部は理工学部と共に創設初期から設置されていた学部である。さらに医学部の起源は、1878年の公立医学校までさかのぼる。
- 東海地方をリードする総合大学であり、その地位は頭一つ抜けている。関連病院の数は日本でもトップレベルに多い。旧帝国大学の中では地元出身が多い。主に愛知岐阜三重で占められるが、静岡県や北陸三県の出身者も多い。
- 難易度としては、その立地や歴史が受験生をひきつけ、旧帝大医学部の中でも東大京大阪大に次ぐ位置づけであり、東北大学医学部と同程度の難易度を誇る。
- 東海地方、特に愛知県においては地元国公立志向が非常に強いため、地元の優秀層は名古屋大学を目指す傾向にある。それが名古屋大学のレベル保持につながっている。
- 地域枠募集は5名。 2017年、後期日程合格者のうち愛知県外の何人かが「地域枠」を理由に入学を辞退したことも影響して、後期は辞退する可能性はほぼゼロの愛知県出身者に限定した。前期試験は面接の点数配点がないことからも分かる通り、 全国から分け隔てなく受け入れる。
- 従来、名古屋大学医学部と言えば、河合塾で共通テスト90%、二次偏差値70、駿台全国70が目安であったが、2021年受験偏差値表ではいずれもその数値を割った。医学部全体が低下傾向にあることがうかがい知れる現象であった。
- 再受験生に関しては、30歳以上の合格者もいるので年齢差別もない。2012年度から面接が導入されたが、2015年度入試では再受験生が10人近く入学しており、学力に自信のある再受験生にはお勧めできる大学である。2009年度入学者には29歳で、2011年度入学者には30代での後期試験合格者もいる。再受験生は1学年に10人弱であり、30歳近い人もいる。2015年度入試において、私立理工系学部卒の20代後半の男性が前期入試において合格している。「ameblo」
- 志願理由書の提出が必要だが、履歴書は不要である。面接落ちもなし。
- 2008年度からは2年次編入学制度が導入されており、毎年4人の大学卒業資格者が学士編入で入学している。これは主に研究者を募集する試験となっている。
- 名大は北大、東北大、阪大、九大とともに地方旧帝大の一つで、一般に一流大として扱われる。
- 名大は関東と関西の間に位置し、東大や京大、特に位置的に比較的近い京大に上位層を奪われやすい。
- 地帝の中で最もローカル色が強い。中部地方は高峻な山岳地帯があり、名古屋は世界一のメガシティである東京と大阪の間にあり、それらが周辺地域にも強い影響力を及ぼすため、名古屋の影響力範囲は狭く限定されざるを得ず、名大の勢力圏もそれに合わせて狭くなっている。
- 名古屋の影響力が強い東海三県では受験生の名大志向は強いが、東海三県から出ると急激に名大志向は弱くなり、伊那地区(長野県南部)、遠州(静岡県西部)、北陸で少し、他は名古屋の影響はほとんど届かない感じであり、各地域の受験生の名大志向もそれに比例している。
沿革 †
- 1903年:医学専門学校設置(愛知県立医学専門学校)
- 1920年:大学昇格(県立愛知医科大学)
- 1931年:官立移管(官立名古屋医科大学)
- 1939年:名古屋帝国大学設置(名古屋帝国大学医学部へ吸収・改組)
入試の変更点 †
2025年 †
- 二次試験で国語が廃止。
- 共通テスト情報気稜枦世50点。共通テストの配点が950点に。
2023年 †
2022年 †
- 新型コロナウイルスの影響を考慮して面接試験を中止した。
- 余程面接に消極的なのか。2年前ならわかるが、2022年現在、ある程度感染対策のノウハウも蓄積されており、各種資格試験では面接は感染対策のもとで実施されている。名大が面接を軽視している、もしくはかなり億劫になっていることの裏付けでもあると思われる。
- 前期日程および後期日程で大学入学共通テストの成績が900点満点中700点以上の者を第1段階選抜の合格者とするとして、二段階選抜が復活。
2021年 †
- 二次試験の国語の出題範囲変更(現代文のみ。古文漢文を除外)。配点は変更なし。試験時間は45分に変更。
- 外国語の試験は英語のみ(ドイツ語・フランス語・中国語の選択は何れも不可となる)
- 後期試験における二段階選抜を廃止。
2020年 †
一般入試傾向・対策 †
総評 †
書類 †
志願理由書 †
英語 †
大問4つ105分。読解問題3題、和文英訳1題の構成となっている。読解は500語〜700語程度の長文を3つであり、英問英答の設問もあるため、全体の単語数は1500〜1800語程度となる。設問は、部分和訳や内容把握が中心であるが、10〜20語の自由英作文も含まれている。大問4の英作文は、日本語文の課題文を読み、文章中の3か所を和訳する問題となっている。
国語 †
- 2021年入試からは現代文のみ、45分の試験となった。
- 東京大学の国語と、出題傾向が類似。京都大学の国語とは全く違う。
出典:当サイトコメント欄2020年7月13日
数学 †
大問4つ150分。微積は頻出で、整数問題も散見される。また、難易度の高い融合問題も特徴である。
数学が難化傾向。2011年の数学は、月刊大数の評価で
問1:C
問2:C
問3:C
問4:D
となっており、BCDBCDの東大やCCCの医科歯科に比肩するレベルである。
物理 †
理科2科目で150分。計算量が多く、問題の難易度自体も高いものもある。大問1は力学、大問2は電磁気、大問3は波動or原子となっている。
年度 | 1 | 2 | 3 |
2016 | 物体を乗せた三角台の斜面に沿った振動運動 | 斜面上での壁に沿った円運動 | 斜面、水面上での運動 |
2015 | ホイートストンブリッジ型の直流交流回路 | 2本の導体棒の運動、自己誘導、単振動 | 3枚極板のコンデンサー、電磁誘導 |
2014 | 複プリズムを用いた光波の干渉 | 断熱過程を含む熱機関の熱効率 | 球面凸レンズ |
化学 †
大問5つ。大問1〜2は理論化学、大問3は無機化学、大問4〜5は有機化学となっている。時間に比して問題量が多く、解答スピードが求められる。
面接 †
後期試験では英文の課題文に関する質問がされる。前期日程試験に関して注意点として、筆記試験(全科目)は東山キャンパスで実施されるが、面接試験は鶴舞キャンパスで実施される、と筆記試験と面接試験ではキャンパスが異なることである。
入試結果 †
グラフ:名大医学部前期の倍率と得点
参考文献:https://www.nagoya-u.ac.jp/admissions/exam/data/exam-data/index.html
志願状況 †
- 前期
年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 | 実質倍率 |
---|
2023 | 85 | 227 | 204 | 89 | 2.6 | 2.3 |
2022 | 90 | 150 | 130 | 95 | 1.66 | 1.37 |
2021 | 90 | 345 | 316 | 95 | 3.8 | 3.3 |
2020 | 90 | 295 | 271 | 94 | 3.3 | 2.9 |
2019 | 90 | 250 | 232 | 93 | 2.8 | 2.5 |
2018 | 90 | 285 | 263 | 95 | 3.2 | 2.8 |
2017 | 90 | 238 | 217 | 93 | 2.6 | 2.3 |
2016 | 90 | 271 | 253 | 93 | 3 | 2.7 |
- 後期
年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 辞退率 | 合格 | 志願倍率 | 実質倍率 |
---|
2023 | 5 | 76 | 18 | 76.3% | 5 | 15.2 | 3.6 |
2022 | 5 | 38 | 8 | 78.9% | 5 | 7.6 | 1.6 |
2021 | 5 | 54 | 25 | 53.7% | 5 | 10.8 | 5 |
2020 | 5 | 55 | 17 | 69.1% | 5 | 11 | 3.4 |
2019 | 5 | 67 | 24 | 64.2% | 5 | 13.4 | 4.8 |
2018 | 5 | 53 | 10 | 81.1% | 5 | 10.6 | 2 |
2017 | 5 | 60 | 8 | 86.7% | 5 | 12 | 1.6 |
2016 | 5 | 78 | 9 | 88.5% | 5 | 15.6 | 1.8 |
合格者得点 †
年 | 満点 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|
点 | % | 点 | % | 点 | % |
---|
2023 | 2500 | 2151 | 86.0% | 1881 | 75.2% | 1987.07 | 79.5% |
2022 | 2550 | 2289 | 89.8% | 1807 | 70.9% | 1949.29 | 76.4% |
2021 | 2550 | 2316 | 90.8% | 1935 | 75.9% | 2041.9 | 80.1% |
2020 | 2550 | 2273 | 89.1% | 1822 | 71.5% | 1969.65 | 77.2% |
2019 | 2550 | 2200 | 86.3% | 1885 | 73.9% | 2000.61 | 78.5% |
2018 | 2550 | 2288 | 89.7% | 1967 | 77.1% | 2068.05 | 81.1% |
2017 | 2550 | 2215 | 86.9% | 1925 | 75.5% | 2043.04 | 80.1% |
2016 | 2550 | 2197 | 86.2% | 1904 | 74.7% | 2004.17 | 78.6% |
年齢別入学者数 †
年 | 性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳 | 23歳 | 24歳 | 25〜29歳 | 30〜34歳 | 計 | 海外 | 高認 | 留学生 |
2020 | 男 | 47 | 31 | 1 | | | | | | | 79 | | | |
女 | 16 | 14 | 1 | | | 1 | | | | 32 | | 1 | |
2019 | 男 | 46 | 28 | 3 | 1 | 3 | 2 | | 1 | | 84 | 1 | | 1 |
女 | 14 | 10 | 1 | | | 1 | | | | 26 | | 1 | |
2018 | 男 | 49 | 29 | 7 | 1 | | 1 | | | 1 | 88 | 1 | | 1 |
女 | 15 | 6 | 2 | | | | | | | 23 | | | |
2017 | 男 | 44 | 32 | | 1 | 1 | | | 2 | | 80 | | 1 | |
女 | 14 | 11 | 3 | | | | | | | 28 | | 1 | |
2016 | 男 | 41 | 31 | 7 | | 2 | | | 2 | | 83 | | | |
女 | 13 | 10 | 1 | | 1 | | | | | 25 | | | |
参考文献:https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html
歴史的低倍率 †
名古屋大学医学部が1.7倍を記録
大学生活 †
立地 †
- 医学部は鶴舞キャンパスを使用する。歴史のある大学なだけあって、鶴舞駅徒歩3分と交通の便の良いところに位置している。名古屋の繁華街である栄まで徒歩圏内である。ちなみに他学部は東山キャンパスを使用する。このキャンパスは異様に広い。周辺環境に関しては、鶴舞キャンパスのほうが繁華街に近くて便利である。
- 学生寮・名古屋大学国際嚶鳴館
進級🈴 †
- 優しいことで有名。
- 94.0%(2015→2021)
95.7%(2014→2020)
93.1%(2013→2019)(文部科学省発表ストレート卒業率)
- 名古屋はくそゆるいよ。授業の半分すら来ない人とか産休、入院とかじゃないとまず落ちない。 -- 2016-01-27 (水) 12:00:38
- 名古屋は出席5割で試験の受験資格get。教養やCBT除けば進級の関門は3→4だけ。出席足りてて受験資格とってれば2年の科目は3年次に後輩たちの本試再試も受けれるからチャンスは4回。3年次のは基本2回までだけど3年後期は半年間研究室配属で講義も試験もなく暇だから再試回収も余裕 -- 2016-10-31 (月) 23:19:44
- 2年は週休4日だし、4年も社会医学以外試験ないからめちゃくちゃ暇。(臨床科目は6年の卒試で単位認定)ここと並ぶ医学部がこんなにあるとは思えない -- 2016-10-31 (月) 23:21:09
- 名古屋大学次の6年生までに留年したのは6人 2→3で3人 3→4で3人 -- [014bf553] 2018-03-14 (水) 17:56:28
- 名大は本当に留年しそうになると裏で見えない力が働いて進級させてくれるらしい -- [7d025731] 2018-06-04 (月) 23:25:09
- 2011年の3年生は、微生物学65人落ち。新しい教授になって試験が難しくなった模様。その教授が留年経験者の様で、必死に留年を進めているらしい。
↓
結局全員合格となり。教授はただのツンデレということが判明。点数が悪い人もレポートで合格になった。
- 専門科目は仮進級制度有(一科目不可でも進級できる。2科目不可だと留年)
- (2→3(卒業に必要な教養科目をすべて修得)
- 4→5(CBT&OSCEの合格)
- 6→卒業(卒業に必要なすべての単位を修得)
- 例えば2年の生理学の単位を落としたとしても、それ以外が順調なら6年まで進級可能。
- 再試は基本的に1回まで。一部の科目は無限に再試をしてくれる。
- 最近出席に厳しくなり、科目ごとに過半数の出席がないと試験の受験資格無し→不可となる。だが教授にお願いすると400字原稿用紙100枚分のレポートで1出席肩代わりできるらしい。2出席足りないと200枚である。
ある科目では出席点の配分が大きすぎて、授業にあまりいかなかった学生たちがテストで満点をとっても不可になるという事案が発生した。これを考慮して翌年の出席点は下げられてしまった。
4年生で授業を行う臨床科目はほぼ全て6年にテストを行う。これが卒業試験として扱われる。4年はCBTに集中できる。
- 交換留学制度が日本で一番整っている大学であるので、留学先で取得した単位が名古屋大学の単位に振り替えられるという制度を持っている為、留年をせず海外の医療に接することができるのが、最大の強みである。以下は、 提携大学一覧
- アメリカ最大規模の医学系研究所であるNIHへの留学も国内の医学部の中で唯一可能である。→こちら
研究 †
コメント †
過去のコメント †
コメント/名古屋大学医学部2014年12月以前
コメント/名古屋大学医学部2016年1月〜2月
コメント/名古屋大学医学部2016年3月
コメント/名古屋大学医学部2016年4月〜12月
コメント/名古屋大学医学部2017年1月〜3月
コメント/名古屋大学医学部2017年4月〜2018年3月
コメント/名古屋大学医学部2018年度〜2020年度
現在のコメント †