概要 †
- 入試
偏差値 | 河 | 共通 | 前期79%、後期83% |
河 | 二次 | 前期65.0、後期- |
駿 | 全国 | 前期61、後期62 |
再受験 | かなり寛容 |
定員 | 112:前期70、後期25、推薦17 |
編入試験 | あり(5名) |
調査書点数化 | なし |
過去問 |
|
- 配点
前期 | 共通:二次 | 900:800 |
共通テスト | 国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100 |
二次試験 | 数200・理(2)200・外200・面接200 |
後期 | セ:二次 | 1000:300 |
共通テスト | 国200・数(2)200・理(2)200・外300・社(1)100 |
二次試験 | 小論文100・面接200 |
- 推薦入試
定員 | 地域枠14、離島枠3 |
評定平均 | 4.3以上 |
出身地 | 制限あり |
浪人 | 1浪可 |
科目 | センター試験1000、面接300、小論文200 |
解説 †
- 沖縄県中頭郡に位置する日本の最南端、最西端の総合大学である。キャンパスは広大であり、北海道大学、筑波大学に次ぐ広さである。全学部を通して県内出身者は6割程度であり、本島からの進学者も多い。医学部は上原キャンパスを使用するため、他学部とのかかわりはほとんどない。1979年に最後に設置された国立医学部である。STARSの一員である。
- 立地の魅力に加え、入試難易度も国立医学部ではもっとも易しい部類であることもあって、全国から受験生が集まる。都会とは異なる魅力があり「地方へ行くのならばいっそのこと沖縄へ」という方も多いのであろう。
- 再受験生にはかなり寛容であり、ここを第一目標にしている再受験生も多い。例年、再受験生は1割〜2割である。2013年度の4浪以上の入学者は21名/107名中であったが、近年は減少傾向であり2016年度には8名にまで落ち込んでいる。30代の合格者は毎年数人いる。全国的にもみて多い方の大学である。2020年度入試では22歳以上が13人で、30代が3人いる。
入試の変更点 †
2019年 †
一般入試傾向・対策 †
- 共通テストがかなり重要。2次試験も他学部共通問題であり、一般的には差がつかない。2次試験は問題が少なく、一問の配点がかなり高い。そのため、共テ逃げ切り型といえど、基礎力のある人なら逆転は可能。
- ホームページにて過去問を掲載している。こちら
時間割 †
期日 | 時間 | 科目 |
1 | 9:30〜11:10 | 英語 |
13:00〜15:00 | 数学 |
15:50〜17:30 | 理科 |
2 | 9:00〜 | 面接 |
英語 †
大問4つ、100分
機ツ絞呼媛30点
供ツ絞呼媛30点
掘ゲ駭段10点
検ゼ由英作文150語30点
国立大の傾向に違わない。和文英訳と英作文が中心。問題文は読みやすいため、医学部受験生にしてみれば難易度は低め。また、要約問題も出題されるが、指定語数が多いため難易度は下がる。自由英作文の対策に重点を置くべき。
英語は医学部が英語使うようになって簡単になった。長文が年々簡単になっていってる印象。センター+α程度。
自由英作文あり。ただし、減点法での採点で、採点基準は比較的甘いらしい。スペルミスや文法のミスについても減点となりるが、一定以上の点数は引かれないらしい。9割埋めるのが絶対条件。
数学 †
- 大問4つ、120分。1問50点。
- 工学部、理学部、保健学科と同様の問題である。
- 2次方程式、微分積分、数列、確率など、4問が全範囲にわたってまんべんなく出題される。
- 平易、たまに難問が出るが捨てるべき。
理科 †
理科は全学は1つだけで100分の所を医学部は2つで100分(問題数は半分)。
化学が難化傾向にあり、物理は易化傾向にある。
生物は簡単だが、毎年沖縄の動植物・環境と絡めて出題される問題もある。
面接 †
前期の面接は比較的穏やかだが、後期試験での面接は結構厳しく、人によっては圧迫面接もある。二次面接が課されることもある。面接は5〜10分。
受験番号順に6,7人単位で面接時間が近くなると誘導員に面接室の前までつれていかれる。椅子が人数分用意されているので、そこで待機して1人ずつ順番に面接室へ入るように言われる。面接官は医学部教授や准教授からなる3人から構成されていている。センター試験の成績次第で面接の雰囲気が違うとのこと。面接点に関してはかなりばらつく印象。あながち年齢だけでマイナスとも限らない。
- 再受験生の面接点は、把握している限りでは80〜200/200の幅になってるよ もっとも200点は東大卒の元官僚だから200点は普通の再受験生には無理 今年最高齢の人が120/200点なのに、沖縄出身の20代前半の再受験生が80/200だったりどうやって採点してるのかは不明 -- 在校生? 2014-08-19 (火) 23:33:55
- ちなみに面接最低点は現役生で50/200点取ってる人がいた 経歴が悪いor高齢だと120/200ぐらいが目安で、20代前半の大卒だったら150/200くらいが目安なんじゃないかな 基本的には経歴で点数付けられて、面接の出来しだいでもっと減点されるって感じだと思う 面接の出来がいいからって加点されることはおそらくない -- 在校生? 2014-08-19 (火) 23:38:16
後期 †
環境問題や医学についての記事や学会誌みたいなのからの引用の英語長文。毎年2題を120分、100字〜300字程の短い文をいくつか書かされる。設問の形式は全て「要約しなさい」で、ほとんど和訳のような問題も出る。
ただ、自分の考えをいれつつ書きなさい、という問題もあるのでいわゆる普通の要約問題とは違う場合もある。
琉球大後期の再受験合格報告 †
去年33歳で受けました。結果は不合格でしたが成績開示したら面接点は90でした。今年受ける再受験の方に一言言わせてもらいます。金沢は絶対に差別はないです。2次力の無さから落ちて後期で琉球大学に行きましたが、ぜひ今年金沢大学医学部受ける方は面接点など気にせず頑張ってください。
(金沢大学医学部コメント欄より)
入試結果 †
入学者の出身県(2010) †
北海道 | 2 |
東北 | 1 |
関東 | 10 |
中部 | 7 |
近畿 | 7 |
中国四国 | 6 |
九州 | 7 |
沖縄 | 67 |
その他 | 1 |
計 | 108 |
合格者得点 †
- 前期
年度 | 総合 | 二次試験 |
配点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 配点 | 最高点 | 平均点 |
2020 | 1700 | 1489.6 (87.6%) | 1391.0 (81.8%) | 1340.2 (78.8%) | 800 | 684.0 (85.5%) | 619.9 (77.5%) |
2019 | 1700 | 1559.2 (91.7%) | 1426.0 (83.9%) | 1383.4 (81.4%) | 800 | 693.0 (86.6%) | 634.8 (79.4%) |
2018 | 1700 | | 1389.2 | 1349.2 | 800 | | 619.9 |
2017 | 1700 | | 1412.6 | 1367.4 | 800 | | 628.2 |
- 後期
年度 | 総合 | 二次試験 |
配点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 配点 | 最高点 | 平均点 |
2020 | 1300 | 1133.3 (87.2%) | 1092.4 (84.0%) | 1071.9 (82.5%) | 300 | 288.0 (96.0%) | 214.2 (71.4%) |
2019 | 1300 | 1156.8 (89.0%) | 1112.1 (85.5%) | 1092.8 (84.1%) | 300 | 261.0 (87.0%) | 219.5 (73.2%) |
2018 | 1300 | | 1093.1 | 1062.4 | 300 | | 218.5 |
2017 | 1300 | | 1110.8 | 1086.2 | 300 | | 228.9 |
参考文献:琉球大学
年齢別入学者数 †
年 | 性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳 | 23歳 | 24歳 | 25歳 | 26歳 | 27歳 | 28歳 | 29歳 | 30〜34歳 | 35〜39歳 | 40〜44歳 | 45〜49歳 | 計 | 高認 |
2020 | 男 | 20 | 17 | 12 | 8 | 2 | | 1 | 1 | | | | | 1 | 1 | | | 63 | 1 |
女 | 26 | 10 | 3 | 3 | 4 | 1 | | | 1 | | | | 1 | | | | 49 | |
2019 | 男 | 25 | 15 | 11 | 4 | 2 | | | | | 1 | | | | | | 1 | 59 | |
女 | 23 | 20 | 6 | 1 | 1 | | | | | 1 | | 1 | | | | | 53 | |
2018 | 男 | 22 | 26 | 7 | 2 | 1 | 2 | | 1 | | | 1 | | 3 | | | | 65 | |
女 | 21 | 10 | 10 | 1 | | 2 | 2 | | | | | 1 | | | | | 47 | |
2017 | 男 | 24 | 18 | 9 | 1 | 3 | 2 | 3 | | | | 1 | | | | | | 61 | |
女 | 18 | 16 | 12 | 3 | | | | | | | | 1 | 1 | | | | 51 | |
2016 | 男 | 14 | 31 | 11 | 4 | 1 | 4 | 3 | | | | | | 4 | | | | 72 | |
女 | 17 | 12 | 7 | 2 | 1 | 1 | | | | | | | | | | | 40 | |
参考文献:https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html
在校生の声 †
毎年10名前後は再受験生の合格が確認されているとのこと。
- 再受験を考えておられる方へ。 琉球大学医学部に通っている県外出身者です。琉大では、面接が200点になり、地域枠の定員が今年17人となり前期試験の定員が一年前に5人減って70人となったのもあって、地元出身者の割合は年々増えています。特に、沖縄一の進学校である某私立が毎年多くの合格者を送り出しており、今年は3人に1人はその学校の出身者で、まるで同窓会のようになっております。話を聞いていると、沖縄出身の現役〜一浪生には、面接点が比較的甘くつくようです。その一方で、再受験者差別があまりないのも本当なようで、私の友達である30代前半の再受験生の方は、元々優秀な方なのですが、得点開示したら面接で満点をとっていました。前期試験では、ちゃんと二次で八割近くの点を取って、面接にも、きちんと筋の通った志望動機が話せるように相応の準備をしてのぞめば、年齢が原因で不利になることはないと思われますので合格は可能です。一学年に、二年時前期から編入の学士さんを除いても、毎年十人前後、再受験生の合格者がいます。もちろん、典型的な現役生と同じように元気に答えているだけで、面接の高得点がもらえるとは思いませんが。(再受験の合格者自体は毎年微減しているので、面接点の付け方は少しは厳しくなってきているかもしれないとは感じます。しっかりと面接以外で稼ぐ学力が望まれます。それでも、医学部の前期試験の中でも、最も標準的な問題が多い部類なのでおすすめです。)あと、センターと英文読解に自信がある再受験生の方は、定員25人の後期試験の滑り止めに琉球大学を受けられても、合格する可能性はあるように思われます。面接でも高得点が必要にはなりますが、英文を読んで解答する小論文に対応できれば、他の大学の後期試験よりは受かりやすいと思います。また、学士編入でも毎年5名の方が入学されています。一年中温暖で、那覇が近いのが嬉しい場所です。海に囲まれているので、35℃以上になることもあまりないですし。湿気は一年中多いですけれど、花粉がまったく飛んでない上に、海が透き通るように綺麗です。車さえ持っていれば、暮らしやすくていいところですよ〜。 -- 2015-06-10 (水) 20:14:49
大学生活 †
日常 †
周辺はかなり田舎である。那覇までは9キロ。車はあったほうがいい。最低でも原付。自転車はあまりいない。
- 大学生活に関する詳細な記述(2016年4月4日のコメント)
沖縄生活では自家用車が必須ですので、運転免許の習得費(教習所代が25万円程度)と中古車の購入費(最安のポンコツ車で35〜40万円程度)、2年に1度の車検代(6〜10万円程度)+税金+駐車場代(月5000円程度)が必要になります。 もちろんお金がなければ原付バイクでも良いのですが、バイクでは荷物がろくに運べない上、沖縄は年中雨の日が多いので大変です。急な坂道がかなり多いため、自転車生活も厳しいと思います。徒歩やバスでの生活も不可能ではありませんが、その場合は4年間引きこもり状態になるか、事あるごとに他人に車の運転を依頼することになりますので、周囲からかなり迷惑な人扱いされます。アルバイトをするにしても、車かバイクがなければ大変でしょう。バスは時刻表通りに運行してくれない(車社会のため渋滞などによって時刻表通りに運行できない)上に路線がかなり複雑(例えば大学まで自家用車で5分の距離でも、1時間かけてバスを2度乗り継ぎしなければ大学にたどり着けない場所もあります)なので、正直キツイです。琉球大学の新入生のほとんどが入学後半年で自家用車を取得しちゃいます。 こういうことも踏まえて、お金を用意しておくと後で困らないと思います。
大学の北口・東口近辺に住むとして、徒歩可能圏内に大型スーパーもコンビニもドラッグストアも揃っています 。24時間営業の飲食店や漫画喫茶、インターネットカフェ、カラオケ・ゲームセンター・遊戯施設なども多いですので、環境に流されると夜型生活になって生活リズムが昼夜逆転してしまいがちです。元々沖縄県自体が夜型社会のため、深夜の3時4時でも遊び歩いている学生は多いです。居酒屋やバーも多いため、人間関係を築くのが下手でなければ飲み会もかなり頻繁に参加することになると思います。私の知っている学生では、3日に1回は飲み会に参加している子がいました。そこまで酷くなくても2週に1回は飲み会にお呼ばれするはずです。飲み題は1回平均1500〜2500円程度ですので、人間関係を切りたくないのであれば5000〜10000円は自由にできるお小遣いを確保したいところです。
自家用車で10分程度の距離内に大型ショッピングセンターが4つほどありますので、家具を始め日用品や電化製品、被服類はそこで手に入るはずです。
南口周辺はお金持ちの医学生向けの高価格物件がひしめいています。家賃は高いですが住環境はよく、学生以外のファミリー層も多いです。とても静かで住みやすいのですが、周囲にはコンビニしかなく、徒歩生活をするのはちょっとツライです。
立地 †
- 校舎があるのは那覇市ではない。那覇市までは車で30分必要である。
- 前学キャンパスの千原キャンパスとは300mの距離であり歩いていくことができる。
- 車通学の学生がほとんどであり、キャンパス周辺は毎朝渋滞が起きる。
- 近くに飲食店もないし娯楽施設もない。海もない。キャンパス周辺の立地は悪いといえる。
進級 †
- 今年の琉球大一年生のカリキュラムでは、分子細胞生物学、生化学、解剖学、組織学、生化学、生理学、神経解剖学、神経生理学を全て履修することになりました。特に、解剖学実習を含めて私が2年生前期までで履修したこと全ての専門科目を1年生の間に全て履修せよとのことなので、さすがにきつすぎると思います。全国的に、前倒しの機運が強いので、他の地方大学医学部もすぐにこうなるとは思いますが、2年から学士入学しても、解剖実習をやらないままテストだけ受けることもありえます。自治医科大学と同じくらいはやい学習カリキュラムについていく覚悟がなければ、留年してしまうことになります。正直、今年は、一年生と二年生で、それぞれ少なくとも2桁の人数の留年者が出てしまうと思います。在校生の話でとりあげられたコメントの中で、いいところですよ〜と最後に述べた者ですが、相当の覚悟を持って受験されない限り、もう、素直に琉球大学をオススメできません。来年度は、さすがにきつすぎるとして、少しカリキュラムが見直されるらしいですが、今の1年生のカリキュラムでは2年生前期までに基礎系の専門科目を全て履修することになっていることを考えると、比較的きついというのが妥当かと思います。 -- 2016-08-16 (火) 02:53:21
- 補足です。ただし、かつて琉球大学医学部は日本で最も卒業しやすい医学科の1つだったのは間違いなく、もちろん科目によってはその緩さが残っているのですが、全体的に見るとレポートで合格させてくれる科目がどんどん減っており、しっかり勉強しないとある点数で切られ、容赦なくと落とすようになってきているということです。 -- 2016-08-16 (火) 08:19:23
単位認定 †
前大学にて取得した単位が認定される制度あり。
理科、数学に関しては前大学の卒業から年数が経過していると認定されない場合あり。比較的簡単に認定されるものは第2外国語ぐらいか。
マッチング †
全国屈指の人気を誇る県立中央病院(沖中)がある。また海軍病院も人気。琉球大学でないとこれらの病院に採用されないかというと全然そうでもないが、本土の大学だとわざわざ飛行機で見学や面接を受けに行かなければいけないのがかなりのハンデとなる。
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